全国で大嘗祭に反対する行動が展開された!@トーキョーステーション

 わたしたち「おわてんねっと」は、「大嘗祭」に反対するアクションを、大嘗祭が開始された時刻から、皇居にしつらえられた「大嘗宮」に近い東京・駅前広場で展開しました。
 警察官の幾重もの包囲にもかかわらず、参加者はどんどん集まってきました。夕闇の中、用意したスポットライトやミラーボールで照らしながら、たくさんの人たちからの歌やアピールを元気に繰り出してゆき、「天皇制反対!」「即位・大嘗祭反対!」「憲法違反の即位儀礼反対!」「インチキ儀式で税金つかうな!」など、多くの声をぶつけていきました。
 参加者は、最終的にはたぶん200名近くになりました!楽しかった!

©mkimpo.com
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 天皇制の即位イベントは、税金も投入される政治行為なのに、皇室神道のなかに組み込まれています。神道儀式を露骨に前面に出していて、憲法の政教分離原則に明らかに反していることは、儀式の当事者の天皇や皇族たちですら認めています。ちゃんとした法学者や歴史学者はもちろん、裁判所やフツーのメディアですら「問題がある」という認識が常識になっています。

 「大嘗祭」はそんな儀式です。天皇の「即位」にまつわるものは、費用も参加者もその内容も、あれもこれも「ヒミツ」だらけ。とくに大嘗祭は、皇室神道の「秘儀」だと称して、いろいろなことが隠されています。
 だけど、ほんとはどうなの? 中世に武士政権が成立し、また宗教においても多数の仏教が並び競う中で、これに対して反乱・内乱や嫌がらせを繰り返す天皇の一族や貴族たちの権力や財政、文化は衰え没落しました。「大嘗祭」だって当然にもできなくなりました。皇族貴族や神道にからむ儀式群の多くは消え失せ、とりわけ応仁の乱の時期から少なくとも220年以上は大嘗祭すらできなかったのです。その内容や手順だってちゃんとした文書になっていたわけじゃないのでもちろん不明になっていて、だから、あれこれつぎはぎして創作も加えてやっと新たに再構成したわけです。当初は徳川政権にたよっておとなしく行なっていたものが、「明治」期にとつぜん凄まじい権力と財力を得たことで大がかりに捏造したものが、このところ見せつけられてきたおぞましい即位関連儀式というわけです。もちろん「伝統」「秘儀」じゃないし、法的にも宗教的にも、根拠なんかはかけらもないものです。
 こんなインチキイベントは、繰り返させてはいけない。もっと批判をぶつけていきましょう。

 この日この夜は、全国いろんな場所で反対行動が取り組まれています。情報を集めています。ぜひとも「おわてんねっと」にご報告を!
メール:
owaten@han.ten-no.net