おわてんねっと集会「終わりにしよう天皇制2019」

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 二〇一九年の「代替わり」反対を闘い抜いた「終わりにしよう天皇制!『代替わり』反対ネットワーク」(おわてんねっと)は、一二月七日、千駄ヶ谷区民会館で「終わりにしよう天皇制 2019 12/7大集会&デモ」をもった。おわてんねっととしては(たぶん)最後の街頭デモを伴う集会である。

 集会のオープニングは、すでにおなじみ「おっちんズ」の歌・「元号やめよう」。続いて、これも毎回好評のコント。舞台は怪しげなスナック「大嘗亭」。闘争の連続で多忙な中でもよく練られたシナリオと、「玄人はだし」の演技と声優ぶりが、何度も爆笑を誘った。

引き続き、「11/9 国民祭典」のスライド上映が行われた。構成と解説は桜井大子。各省庁が横並びで後援している奉祝式典なのに、「民間」主催という形式で、グロテスクな神道主義(日本神話の絵解き)が前面化していること、他方「嵐」や芸能人が登場して祝祭ムードを盛り上げていることが分析された。

 休憩を挟んで、リュウセイオー龍の舞踏。肉体をエネルギッシュに躍動させてのパフォーマンスに魅せられた。続いて「スライド&トーク代替わり反対行動をふり返る」。前史も含めたおわてんねっとの活動を、司会の京極紀子と、井上森ほかおわてんねっとのメンバーが解説。ずいぶんいろいろな行動を重ねてきたものだ。最後に再び「おっちんズ」の歌・「天皇に平和語る資格なし」「天皇制はいらないよ」で、集会は終了。

 この集会で示されていたような多様な表現と行動、これこそが一年間の反「代替わり」闘争を支えたエネルギーであったことは明らかだ。
 その後渋谷デモに移り、原宿駅前から渋谷に向けてのデモ。右翼の姿はごくわずか。注目度は高く、宣伝カーからの呼びかけも好評だった。集会とデモの参加者は約一〇〇名。(北野誉 「反天皇制運動Alert No.43)