天皇「代替わり」直前!今からでも”NO”と言おう

 3月30日、「天皇『代替わり』直前!今からでも”NO”と言おう集会」が開催されました。
おわてんねっとのTwitterから。

 内容の速報が、「反天皇制運動Alert」 No.34号に掲載されています。
 〈戦時下の現在を問う講座〉の加藤さんの報告です。

……今回の集会では、私たちおわてんねっとのメンバー五人が報告ないし発題し、それを受けて全体で議論という形をとった。ビラにあったように文字通り私たちの総力を挙げての集会である。
 まずは「『代替わり』と天皇教」、北野誉さん(反天皇制運動連絡会)から一連の「代替わり」儀式や費用の問題点の指摘があった。天皇教は時々使われる言葉だが、現状の「国民」と天皇の関係を適切に示した言葉ではないかと思う。次に「米国と天皇」、井上森さん(立川自衛隊監視テント村)から。用意されたレジュメとは全く別に、わかりやすくくすぐりも入ったスライドショーとして米国と天皇の関係がまとめられていて感嘆。次に「あとつぎ問題:女性と天皇」、桜井大子さん(女性と天皇制研究会)から。高貴と持ち上げられつつも、野次馬的な関心の対象とされ、性的いやがらせそのものの質問にさらされることが当然視されていることの問題性を入り口にして皇位継承問題が語られた。次に「くらしと天皇」、京極紀子さん(「日の丸・君が代」の法制化と強制に反対する神奈川の会)から。「代替わり」に祝意を強制される社会の具体例が語られた。相模原は市議選に在特会が政党を作って立候補したため、その抗議行動の渦中での報告である。最後に「ヘイトと天皇」、宮崎一さん(差別・排外主義に反対する連絡会)から。韓国国会議長の天皇への謝罪要求発言を入り口に、政府の「無礼」発言に見える朝鮮蔑視、戦前の軍事天皇制と戦後の象徴天皇制という区別は日本国内のみに通用する論理であること、今日の排外主義は植民地侵略を担った兵士が帰国して国内に広げたものであることが語られた。
 発題の後、おっちんズの「元号やめよう」「天皇制はいらないよ」が歌われ、通常設けるアピールタイムすらなく会場内で議論が続けられ、きっちり三時間で集会は閉められた。
……